今週の読売新聞チェック記事はこれ!
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2024年12月5日号
(11月28日(木)朝刊から12月4日(水)朝刊まで)
- 11月28日(木)
- 朝刊13版 6面 【解説】「脱炭素」商用化へ前進
- 朝刊14版 6面 【解説】「脱炭素」商用化へ前進
- ひと言ポイント
「CCS」が商用化に向けて動きが本格化しています。CCSは排ガスからCO₂だけを回収して地下や海底下の地層に貯留する技術のことです。現状ではCO₂1トン当たり1万円程度かかるとされ、企業が負担する他の脱炭素対策と比べて割高となっています。政府は企業の取り組みを後押しすることで、コストの引き下げにつなげたい考えです。
- 11月29日(金)
- 朝刊13版 1面・3面 電子カルテ 病院間共有
- 朝刊14版 1面・3面 電子カルテ 病院間共有
- ひと言ポイント
政府は、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」を利用する患者について、電子カルテ情報を医療機関同士で共有する新しいシステムを2025年度から運用する方針を固めました。各医療機関から電子カルテに記録された病名や検査結果、処方薬の情報がデータベースに蓄積され、患者の同意を得ると他の医療機関でもデータを閲覧することができます。どんな利点があるでしょう。患者の立場、医療機関の立場、国の立場から考えてみましょう。一方で「マイナ保険証」の利用率は10月時点で15.67%に留まっています。利用率が伸びない理由についても考えてみましょう。
- 11月29日(金)
- 朝刊13版 6面 コーヒー豆最高値
- 朝刊14版 6面 コーヒー豆最高値
- ひと言ポイント
コーヒー豆の歴史的な高値が続いています。コーヒー豆の生産量の多いブラジルやベトナムでは干ばつが起こっており、昨年より7割から8割値段が高くなっているそうです。生産に適する土地の面積が小さくなっている一方で、中国などを中心に世界的に消費量が増えていることや、円安、物流費の増加などが原因です。
- 11月30日(土)
- 朝刊13版 1面・3面・10面 サイバー攻撃 未然防御
- 朝刊14版 1面・3面・10面 サイバー攻撃 未然防御
- ひと言ポイント
サイバー攻撃に対する未然防御についての記事です。サイバー攻撃とはどのような攻撃のことをいいますか。その攻撃を受けるとどんなことが起こってしまいますか。その攻撃を受けないためには何をする必要がありますか。それをするにあたって何か憲法上の問題点はありますか。
難度は高いですが、記事から上記のことを簡単に説明できるようにしてみましょう。
- 12月2日(月)
- 朝刊13版 3面 子供守る SNS規制
- 朝刊14版 3面 子供守る SNS規制
- ひと言ポイント
オーストラリア議会で、16歳未満のSNS利用を禁じる法案が可決されました。オーストラリアではSNSを介したいじめで子供の自殺が相次ぎ、犯罪を誘発する動画の規制を求める声が保護者から上がっていました。SNSで拡散される有害な情報から、子供をいかにして守るかは世界各国で課題となっています。
- 12月4日(水)
- 朝刊13版 30面 中村哲さんへ感謝 今も
- 朝刊14版 30面 中村哲さんへ感謝 今も
- ひと言ポイント
アフガニスタンで人道支援に取り組んだ中村哲医師が殺害されてから4日で5年となります。中村哲医師は1984年からパキスタンで医療活動に携わり、2000年以降はアフガニスタンの干ばつ被害の深刻化を機に井戸掘りや用水路建設などに取り組みました。中村さんの尽力により、当時「死の砂漠」と呼ばれた地域には、オアシスのように緑地や農場が広がっています。写真を見たアフガン人は例外なく「ナカムラだ」と反応するそうです。