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今週の読売新聞チェック記事はこれ!

008 2025年4月24日号
(4月17日(木)朝刊から4月23日(水)朝刊まで)

4月17日(木)
  • 朝刊13版 1面・3面 iPS パーキンソン病改善
  • 朝刊14版 1面・3面 iPS パーキンソン病改善
ひと言ポイント

 人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った神経細胞をパーキンソン病患者7人の脳に移植したところ、4人に症状の改善がみられたと京都大病院が発表しました。課題はまだありますが、山中伸弥さん(2012年ノーベル生理学・医学賞受賞)らが世界で初めて作製に成功したiPS細胞を用いた医療の実用化が現実味を帯びてきました。

4月17日(木)
  • 朝刊13版 6面 【New門】書店振興 江戸期にヒント
  • 朝刊14版  【New門】書店振興 江戸期にヒント
ひと言ポイント

 日本では江戸時代になって初めて書籍が市井の人たちにとって身近な存在となりました。それまでは「書物」といえば学問や和歌・漢詩などの古典に関する本でしたが、寺子屋の普及などによって識字率も向上し、絵入りの小説や狂歌など庶民向け出版物「草紙」が発展しました。当時は本の制作に使用した版木を版元が独占し、出版・流通・販売を書店が一手に担っていました。現在はその分業化が進むと同時に、インターネット販売に押され、各地の書店が減少する事態となっています。インターネット社会の中で書店が街にあるメリットは何でしょう。

4月18日(金)
  • 朝刊13版 34面 増上寺聖典「世界の記憶」
  • 朝刊14版 34面 増上寺聖典「世界の記憶」
ひと言ポイント

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、歴史的な文書類の保存を目的とする「世界の記憶」に、「増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書」を登録することを決めました。この聖典は、12~13世紀に中国や朝鮮で当時最高の技術で製作された版木による木版経典群です。総数が約1万2000点に及ぶこの経典群は徳川家康が収集し、増上寺に寄進されました。今回の登録で日本関連の「世界の記憶」は10件目となります。他にどのようなものが登録されているのか、確認してみましょう。

4月19日(土)
  • 朝刊13版 8面 新幹線で荷物輸送 拡大
  • 朝刊14版 8面 新幹線で荷物輸送 拡大
ひと言ポイント

 JR東日本は新幹線による荷物輸送サービスで、専用車両を使った荷物の大量輸送を始めました。これまでは車内販売用のスペースを使った少量の荷物の輸送に限っていましたが、10両編成のうち2両を専用車両として座席間に荷物を積み込むようになりました。第1便として青森県からホタテ、岩手県から乾燥ワカメなどが運ばれ、同日午後には駅構内の売店で販売されました。このような「貨客混載」の取り組みのメリット、デメリットをいくつか考えてみましょう。

4月22日(火)
  • 朝刊13版 1面・9面・29面 ローマ教皇死去
  • 朝刊14版 1面・9面・29面 ローマ教皇死去
ひと言ポイント

 カトリック教会の最高指導者であるローマ教皇フランシスコ(アルゼンチン・ブエノスアイレス出身)が、21日にバチカン市内の自宅で亡くなりました。開かれた教会を目指し、ユダヤ教・イスラム教の指導者とともに祈りを捧げたり、「教会は、傷ついた人々にとっての野戦病院であるべきだ」と呼びかけ、世界各地の難民に寄り添う発言を繰り返してきました。また、国家間紛争の仲介を模索し、被爆地の広島・長崎では核兵器の廃絶を訴えました。今後、新たな教皇を選ぶ選挙であるコンクラーベが行われることになります。

じじもんスクラム 編集部

編集長の岡本です
サピックスで社会科を担当している岡本です。
サピックスでは環境講座も設けています。こちらもぜひのぞいてみてくださいね。→SAPIXの環境教育

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