今週の読売新聞チェック記事はこれ!
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2025年5月8日号
(5月1日朝刊から5月7日朝刊まで)
- 5月1日(木)
- 朝刊13版 1面・3面 泊原発3号機「合格」
- 朝刊14版 1面・3面 泊原発3号機「合格」
- ひと言ポイント
北海道電力が再稼働を目指す泊原子力発電所3号機(北海道泊村)の安全審査で、原子力規制委員会は事実上の「合格」を出しました。泊3号機は、2027年の早い時期の再稼働を目指しています。北海道の電力需要は、かつては人口減と省エネ技術の進展で右肩下がりになると予想されていましたが、近年は一転、電力不足の事態が心配されています。それはなぜなのでしょうか。
東日本大震災後の新規制基準のもとで、これまで再稼働している原発を記事から確認してみましょう。
- 5月2日(金)
- 朝刊13版 24面 豊かな海「見守って」
- 朝刊14版 24面 豊かな海「見守って」
- ひと言ポイント
水俣病の公式確認(1956年)から69年となった1日、熊本県水俣湾埋め立て地で犠牲者慰霊式が営まれました。水俣病は原因企業チッソの工業廃水に含まれたメチル水銀に汚染された魚介類によって起こりました。熊本、鹿児島両県の認定患者は3月末現在、計2284人で、うち2073人が亡くなっています。水俣病を巡っては、今なお、救済を求める認定申請や集団訴訟が続いています。患者家族の思いに寄り添って記事を読んでみてください。
- 5月3日(土)
- 朝刊13版 23面 「ダブルケア」育児と介護同時に
- 朝刊14版 23面 「ダブルケア」育児と介護同時に
- ひと言ポイント
子育てと親などの介護に同時に向き合うことを「ダブルケア」といいます。心身の負担が大きいだけでなく、悩みを抱えて孤立しがちです。近年、ダブルケアが増えているのはなぜでしょうか。ダブルケアと仕事の両立のための支援にはどのようなことが必要になるでしょうか。
- 5月5日(月)
- 朝刊13版 1面・25面 パブコメ 大量の特定意見
- 朝刊14版 1面・25面 パブコメ 大量の特定意見
- ひと言ポイント
パブリックコメント(パブコメ)は、行政機関がある政策をおこなう際に、その政策案を公表し事前に広く一般から意見を募り、それを考慮して政策決定をしていく制度です。この制度は、様々な人の意見を募ることで行政の公正さや透明性の向上を図ろうとするもので、意見提出数の多い少ないは判断材料となりません。
しかし今回報じられているのは、SNS上に示された一部の人の意見の例文が、その「呼びかけ」により、そのまま大量にパブリックコメントとして提出されていたというものです。どのようなことが問題視されているのでしょうか。少し難しいですが、周囲の人と話してみましょう。
- 5月6日(火)
- 朝刊13版 1面・24面 米公文書修復 和紙が活躍
- 朝刊14版 1面・24面 米公文書修復 和紙が活躍
- ひと言ポイント
米ワシントンの国立公文書館で、日本の和紙が歴史的文書の修復に活用されていることが伝えられています。和紙は軽くて丈夫で水にも強く、美しい風合いを備えていて、正しく保管すれば1000年以上の保存に耐えられるとされています。和紙の技術はユネスコの無形文化遺産に登録されており、ルーブル美術館や大英博物館など世界各地で文化財修復に利用されているとのことです。