今週のチェック記事バックナンバー
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2018年8月3日号
(7月27日朝刊から8月2日朝刊まで)
- 7月28日(土)
- 朝刊13版 29面、31面 原爆の恐怖 癒えぬまま
- 朝刊14版 29面、31面 原爆の恐怖 癒えぬまま
- ひと言ポイント
読売新聞社と広島大平和センターが広島・長崎の爆心地から2キロ以内にいた「近距離被爆者」100人に実施したアンケートの結果を伝えています。半数が助けを求める人を救えなかった経験があり、うち7割を超える人が今も自責の念があると回答。原爆が体への傷だけでなく、その後の人生でも後ろめたさという形で被爆者を苦しめてきた実情が明らかになりました。記事には近距離被爆者が抱いている危機感ものせられていますので、それはどのようなものか、ぜひ確認してください。
- 7月29日(日)
- 朝刊13版 2面 国連予算 中国急増2位
- 朝刊14版 2面 国連予算 中国急増2位
- ひと言ポイント
2019~2021年の国連の通常予算の国別分担率で、中国が12.01%まで負担を増やし、8.56%に低下する日本を抜いて2位となる見通しです。通常予算の分担金は各国の経済力に応じて割り当てられていますが、日本やドイツ、フランスなどの分担率が下がるなか、中国の分担率は右肩上がりです。中国はほかにもPKOなどの人的貢献を拡大させており、国連における中国の存在感がさらに増すことになりそうです。
- 7月31日(火)
- 朝刊13版 1面、2面、4面、27面 諫早 開門強制「無効」
- 朝刊14版 1面、2面、4面、27面 諫早 開門強制「無効」
- ひと言ポイント
長崎県の国営諫早湾干拓事業の開門問題をめぐり、国が漁業者側を相手取って潮受け堤防排水門の開門を強制しないよう求めた訴訟の控訴審で、福岡高裁は国の請求を退けた1審・佐賀地裁判決を取り消し、開門強制を許さない判決を言い渡しました。諫早湾の干拓をめぐっては、漁業者側は不漁の原因が干拓にあるとして開門を求め、一方で営農者側は農地が被害を受けるとして開門しないことを求めています。これまでそれぞれの主張を認めた相反する司法判断が出されていました。少し難しいですが、開門問題をめぐる経緯を記事から確認しましょう。
- 7月31日(火)
- 朝刊13版 27面 台風 北から九州縦断
- 朝刊14版 27面 台風 北から九州縦断
- ひと言ポイント
台風12号は、1951年の統計開始以降初めて九州付近を北から南に縦断し、鹿児島県沖で停滞しました。日本の南海上で発生した12号は関東方向に北上、その後は西へ進み、異例のコースをたどりました。その要因を、「太平洋高気圧」「チベット高気圧」「寒冷渦」などの用語から整理しておきましょう。
- 8月2日(木)
- 朝刊13版 9面 野菜価格 上昇続く
- 朝刊14版 9面 野菜価格 上昇続く
- ひと言ポイント
猛暑や天候不順の影響で野菜価格が上がっています。農林水産省の発表によると、1kgあたりの小売価格はキュウリが平年比で45%、キャベツが16%、レタスが8%それぞれ高くなりました。キュウリは生育状況が回復しつつありますが、キャベツやレタスは今後も価格が上がる見通しのようです。ほかに値上がりした農作物はないか、ご家庭で話してみましょう。