今週のチェック記事バックナンバー
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2018年11月2日号
(10月26日朝刊から11月1日朝刊まで)
- 10月27日(土)
- 朝刊13版 2面、4面 辺野古移設 県民投票へ
- 朝刊14版 2面、4面 辺野古移設 県民投票へ
- ひと言ポイント
沖縄県のアメリカ軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設にともなう埋め立ての賛否を問う県民投票条例が成立しました。投票は来年春までに実施される予定です。条例は埋め立ての賛否だけを問うもので、法的拘束力はありませんが、賛否のうちの多数が県内有権者の4分の1に達した場合、「知事はその結果を尊重しなければならない」とされています。条例制定請求に多くの県民の署名があった一方、条例に批判的な自治体もあります。双方の主張を記事から読み取りましょう。
- 10月27日(土)
- 朝刊13版 39面、34面 宝物にワクワク
- 朝刊14版 39面、34面 宝物にワクワク
- ひと言ポイント
奈良・正倉院の宝物を年に一度公開する「第70回正倉院展」の開会式が、奈良市の奈良国立博物館でおこなわれたことを伝えています。ヤコウガイや琥珀、トルコ石で飾った聖武天皇遺愛の鏡「平螺鈿背八角鏡」や、朝鮮半島ゆかりの「新羅琴」などの宝物が出展されています。11月12日まで一般公開されていますので、足を運んでみてはいかがでしょうか。
- 10月28日(日)
- 朝刊13版 13面 カネミ油症発覚50年
- 朝刊14版 13面 カネミ油症発覚50年
- ひと言ポイント
猛毒のダイオキシンが食用油に混入し、西日本を中心に広がった食中毒被害「カネミ油症」が、10月で発覚から50年になります。食品の安全を揺るがしたカネミ油症、記事を読んで、被害者の苦しみを知るととともに、食の安全性についてさまざまな視点で考えてみましょう。
- 10月31日(水)
- 朝刊13版 1面、2面、3面、4面、11面 徴用工訴訟 賠償確定
- 朝刊14版 1面、2面、3面、4面、11面 徴用工訴訟 賠償確定
- ひと言ポイント
日本統治時代に朝鮮半島から動員された韓国人元徴用工4人が新日鉄住金を相手取り、損害賠償を求めた訴訟で、韓国大法院(最高裁)は新日鉄住金の上告を棄却し、賠償を命じた判決が確定しました。日本政府は、国際法の常識では考えられない内容だと反発し、日韓関係の基盤が根本から揺らぎかねないと心配しています。少し難しいですが、日本政府の立場や今回の判決による影響などを記事から読み取りましょう。
- 11月1日(木)
- 朝刊13版 1面、3面 TPP 6か国先行発効
- 朝刊14版 1面、3面 TPP 6か国先行発効
- ひと言ポイント
日本やオーストラリアなど11か国が参加する環太平洋経済連携協定(TPP)が12月30日に発効することが決まりました。国内総生産(GDP)で世界全体の1割を超え、人口で約5億人をかかえる巨大な自由貿易圏が誕生することになります。TPP交渉は2016年2月にアメリカを加えた12か国でいったん署名したものの、2017年1月、アメリカのトランプ大統領が離脱を表明したため、交渉をやり直した経緯があります。記事をもとに、日本の産業や私たちのくらしへの影響、離脱表明したアメリカへの影響などについても幅広く考えてみてください。