036 2024年11月7日号
（10月31日（木）朝刊から11月6日（水）朝刊まで）

　同性婚を認めない民法などの規定は憲法違反だとして、東京都などの同性カップルらが国に損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、東京高裁は現行の法制度を「違憲」とする判決を言い渡しました。
「法の下の平等」を保障する憲法14条第１項、「婚姻などの事項に関し、法律は個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して制定される」とする24条2項に反するとの判断でした。同種の裁判が他の地域でも起こされているので、今後その判断にも注目です。

　総務省は、衆院選の18、19歳の投票率（小選挙区）が速報値で43.06％だったと発表しました。全体投票率の53.85％を10.79ポイント下回りました。若者の投票率の低下は政治にどのような影響を及ぼすでしょうか。
　18歳と19歳の投票率を比べると、18歳のほうが高い傾向にありますが、それはなぜでしょうか。

　アメリカ大リーグのワールドシリーズ(WS)で、大谷翔平と山本由伸が所属するドジャースがヤンキースを破ってWS制覇を果たしました｡ドジャースの本拠地ロサンゼルスとヤンキースの本拠地ニューヨークを地図帳で確認してみてください｡どれくらい距離が離れていますか。
　また、ニューヨーク、ロサンゼルスについて、いくつか知っていることを挙げてみてください。

　環境に配慮した商品であることを数値やラベルで表示する動きが広がっています。例えば、農林水産省は今年3月から農産物を対象に貢献度を星の数で表すラベル「みえるらべる」の運用を始めていて、生産現場における農薬や肥料、燃料の使用状況から環境への貢献度を算出し、それを3段階で表示しています｡このような取り組みが広がる背景には、環境問題への関心が高まっていても、それが具体的にその解決に向けた消費行動にはつながっていないという現状があるようです｡

　国連教育科学文化機関（ユネスコ）の無形文化遺産に、日本が提案している、日本酒や焼酎、泡盛などを作る技術「伝統的酒造り」について、12月にも登録が決まる見通しであることを報じています。酒造りが杜氏や蔵人と呼ばれる職人と地域住民を結び、環境の持続可能性に貢献していることなどが評価されたようです。「能楽」や「歌舞伎」「和食」など日本からすでに登録されている22件についても確認してみましょう。