今週のチェック記事バックナンバー
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2024年12月12日号
(12月5日(木)朝刊から12月11日(水)朝刊まで)
- 12月5日(木)
- 朝刊13版 1面・2面・3面・7面
・11面・31面 韓国「戒厳令」6時間後解除 - 朝刊14版 1面・2面・3面・7面
・11面・31面 韓国「戒厳令」6時間後解除
- 朝刊13版 1面・2面・3面・7面
- ひと言ポイント
韓国の尹錫悦大統領は3日夜突然、戒厳令を宣布しました。そしてその6時間後、戒厳令は解除されました。戒厳令とは、戦時や非常事態に公共の秩序維持をはかるために宣布されるものです。これによって、行政や司法権などが軍の統制下におかれ、言論・出版・集会・結社の自由など国民の権利が制限されることになります。
なぜ尹錫悦大統領は戒厳令を出したのでしょうか。なぜそれをすぐに解除したのでしょうか。尹錫悦大統領は国会から弾劾訴追案を出されるなど窮地に陥っています。
- 12月6日(金)
- 朝刊13版 32面 酒造り「伝える使命」 無形遺産に決定
- 朝刊14版 32面 酒造り「伝える使命」 無形遺産に決定
- ひと言ポイント
国連教育科学文化機関(ユネスコ)は、日本酒や焼酎などを造る技術「伝統的な酒造り」を無形文化遺産に登録しました。日本の無形文化遺産は23件目の登録です。伝統的酒造りは、カビの一種であるこうじ菌を米や麦などの穀物に繁殖させた「こうじ」を使って発酵を促し、風味を豊かにするのが特徴です。杜氏(とうじ)や蔵人(くらびと)と呼ばれる職人が手作業を洗練させ、各地の風土に応じた多様な酒を生み出してきました。近年では、国内での消費減や担い手不足が課題である一方、海外での和食ブームなどから輸出が伸びています。
- 12月7日(土)
- 朝刊13版 8面 酪農家 初の1万戸割れ
- 朝刊14版 8面 酪農家 初の1万戸割れ
- ひと言ポイント
全国の酪農家戸数は10月時点で前年同月比5.7%減の9960戸となり、2005年の調査開始以来初めて1万戸を割り込みました。生産コストの上昇が経営を困難にしているようです。どのようなコストが上昇しているのでしょうか。
- 12月8日(日)
- 朝刊13版 1面・32面 島根原発2号機 再稼働
- 朝刊14版 1面・32面 島根原発2号機 再稼働
- ひと言ポイント
全国で唯一、県庁所在地に立地する中国電力島根原子力発電所2号機が、約13年ぶりに再稼働しました。来年1月上旬に営業運転に入る予定です。避難計画策定が必要な30キロ圏内の人口は島根、鳥取両県の6市の約45万人で、震災後に再稼働した原発の中では最多となります。
- 12月11日(水)
- 朝刊13版 1面・2面・3面・7面・31面
核廃絶 世界に訴え
「一発たりとも持ってはいけない」 - 朝刊14版 1面・2面・3面・7面・31面
核廃絶 世界に訴え
「一発たりとも持ってはいけない」
- 朝刊13版 1面・2面・3面・7面・31面
核廃絶 世界に訴え
- ひと言ポイント
ノーベル平和賞授賞式が、ノルウェーの首都オスロで開かれ、被爆者団体の全国組織「日本原水爆被害者団体協議会(被団協)」が受賞しました。平和賞の授賞理由として、「核のタブー」の確立に貢献したことが挙げられています。すなわち、核廃絶を訴え続けた被団協の活動が、「国際社会における核兵器を使用してはならないという暗黙の了解」の形成に貢献したということです。しかし、被爆者らの思いとは裏腹に核兵器が再び使用される危険性は今までになく高まってしまっています。『核なき世界』をあきらめないことが大切です。
【関連記事12月10日(火)31面】