中学入試合格体験記—「じじもんスクラム」を活用した、時事問題学習の秘訣!
1年間しっかり取り組んだ「じじもんスクラム」
小学5年生になったころ、母から「時事問題の勉強をしたほうがいいんじゃない?」と言われて、テレビのニュースを意識して見るようになりました。ただ、そのころは、ニュースの大まかな内容はわかりましたが全部は理解できていませんでしたね。
5年生の12月ごろに、塾の先生に「じじもんスクラム」の存在を教えていただき、さっそくサイトを確認しました。わかりやすく書かれているので、「これならできそうだな」と思い、「今週のチェック記事」に目を通すようになりました。
しばらくして、「今週のチェック記事」で取り上げられた記事を、新聞に立ち返って読むことも始めました。やはり、サイトに掲載されたものを読むだけでなく、新聞でチェックすると理解しやすくなると実感しましたね。母が新聞を切り抜いたりスクラップブックにまとめたりしてくれたので、とても見やすく、効率良く学ぶことができ、感謝しています。
私の時事問題の勉強方法は、週に1回、日曜日に、30分~1時間ほどかけて「じじもんスクラム」に取り組むというものでした。わからない言葉やでき事は、その都度インターネットを使って調べます。「復習問題」は、それまでの記事で理解できていなかったところの確認に、夏や冬の「実力テスト」は、忘れかけていたものを思い出すのに役立ちました。
このように「じじもんスクラム」の学習を続けていくと、だんだんニュースの内容を理解できるようになっていきました。例えば、台風のニュースがあった時には、台風が起こる原因がわかるので、より関心を持って見ることができるようになりました。
社会科の点数アップに効果を発揮!
6年生の夏ごろになると、「じじもんスクラム」の学習効果がテストにも出てきたようで、社会科の成績が上がっていることに気がつきました。それまで社会科は好きな科目ではありましたが、成績としてはほかの科目に比べて少し点数が低かったのです。テストの点数が伸びてきて、塾の先生にほめられた時はとても嬉しかったです。
テストでは、最初の大問に時事問題を題材にした長文が書かれていることが多く、そこから関連する問題が出されることもよくあります。時事問題がわかっていると文章が理解でき、長文から導かれる歴史や地理などの問題も解きやすくなると言えます。時事問題を学ぶことは、直接時事問題について問われる場合だけではなく、社会科全体の点数アップにつながるのだと、あらためて思いました。最終的に社会科は私の得意科目となり、受験の際には志望校合格にも役立ったと思います。
時事問題を学ぶと世界が広がり、大人になっても役立つ
「じじもんスクラム」に掲載された内容について、夕食の前などに母と話すこともよくありました。時事に関する知識が増えていったので、話題も増えていきましたね。選挙や新型コロナウイルスについてなど、自分の興味のあるテーマだとたくさん話すことができ、会話もはずみました。
ほかに私が興味を持ったのは、国際情勢です。「イギリスの首相がよく変わるのはなぜだろう」と思って調べたり、国連の組織を一つ知ると、ほかにはどんなものがあるのか知りたくなったりと、自分の世界がどんどん広がっていきました。世界遺産についても知識が増え、海外の世界遺産を訪ねてみたいなと思うようになりました。
時事問題の知識があると、将来、選挙の投票権を得た時に、どんな政策がいいのか、誰を選べばいいのかを判断することにも役立つはずです。成人になった時に、それはとても大切なことではないかと思います。
これから始まる中学・高校の学校生活では、部活動や、英語などの勉強が楽しみです。また、新しい友達をたくさん作りたいと思います。将来の夢はまだはっきりとは決めていませんが、今は法律に関わる仕事に関心があります。中学受験で社会科の勉強をしてきたことが影響しているのかもしれません。
一緒に学ぶ姿勢で受験勉強に伴走
ある時、塾の先生から「時事問題の学習のために、食事の際に食べ物の生産地を話題にしては」とアドバイスされたのですが、私自身も知らないことなどがあったため、娘と一緒に調べることもありました。白地図を使って、各都道府県の特産物などを親子で勉強したこともあります。
また、5年生ぐらいまで、娘はなかなか自分から社会科に関心が向かなかったので、新聞記事を切り抜いて、目につくようにさりげなくテーブルの上に置くなどしていました。当初は私が大事だと思った記事を選んでいましたが、どうしても偏ってしまうので、「じじもんスクラム」を知ってからは、いろいろな分野の記事を網羅できるようになって良かったと思います。
物事を深く考え、自分の意見を持てる人に
「じじもんスクラム」は、時事問題に精通したプロの先生の視点で選んだ記事が取り上げられており、まんべんなく多分野の記事からポイントを押さえて読むことができます。復習テストなどで確認もでき、優れた教材だと感心しました。
時事問題を学ぶと、関心を持てる分野が増え、視野が広がっていくと思います。ニュースを目にした時に、それに対する自分の意見を持つことにもつながるでしょう。受験だけではなく、様々なことに興味を持ち、考えを深めていくためにも、時事問題は大事な学習と言えるのではないでしょうか。
娘には、これからの中学校・高校6年間の学校生活で、いろいろな経験をして、自分で責任を持てるように生きる力を身につけていってほしいと思います。